「じっとみて。」
自分の存在価値に気づくワークショップ
【学校保健会耶麻支部養護教員部会「じっとみて。」自分の存在価値に気づくワークショップ ©みらい育ティーチャーズ 【学校保健会耶麻支部養護教員部会「じっとみて。」自分の存在価値に気づくワークショップ ©みらい育ティーチャーズ 【学校保健会耶麻支部養護教員部会「じっとみて。」自分の存在価値に気づくワークショップ ©みらい育ティーチャーズ 【学校保健会耶麻支部養護教員部会「じっとみて。」自分の存在価値に気づくワークショップ ©みらい育ティーチャーズ 【学校保健会耶麻支部養護教員部会「じっとみて。」自分の存在価値に気づくワークショップ ©みらい育ティーチャーズ 【学校保健会耶麻支部養護教員部会「じっとみて。」自分の存在価値に気づくワークショップ ©みらい育ティーチャーズ 【学校保健会耶麻支部養護教員部会「じっとみて。」自分の存在価値に気づくワークショップ ©みらい育ティーチャーズ 【学校保健会耶麻支部養護教員部会「じっとみて。」自分の存在価値に気づくワークショップ ©みらい育ティーチャーズ 【学校保健会耶麻支部養護教員部会「じっとみて。」自分の存在価値に気づくワークショップ ©みらい育ティーチャーズ 【学校保健会耶麻支部養護教員部会「じっとみて。」自分の存在価値に気づくワークショップ ©みらい育ティーチャーズ 【学校保健会耶麻支部養護教員部会「じっとみて。」自分の存在価値に気づくワークショップ ©みらい育ティーチャーズ 【学校保健会耶麻支部養護教員部会「じっとみて。」自分の存在価値に気づくワークショップ ©みらい育ティーチャーズ
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学校保健会養護教員部会
「じっとみて。」
自分の存在価値に気づくワークショップ

【ウォーミングアップ】
背筋を伸ばして深呼吸(カラーブリージング)をした後、
補色残像体験でリラックスと集中のウォーミングアップを行いました。


【絵本制作】
自分自身をタネに投影し、ストーリーを編んでいきました。
一人一人が自由に、イマジネーションの世界を楽しみ、
32名全員が一人一人絵本を完成せました。


  • エピソード

嫌だ!やりたくない!の気持ちが
大ドンデン返しの摩訶不思議。

大勢の人の中で、自分を見つめるなんてとても嫌だ。
否定からスタートした先生の話です。

タネのシーン。
両手で絵のページとコメントのページを隠しながら描きました。
感想を書きあうための交換はなしですが、
それでも、タネの絵も説明文も完成しました。


芽のシーン。
ここでも、やはり否定的なムードが続きました。
チーム内の交換もありませんでした。

花のシーン。
否定モードは続いていましたが
紙面いっぱいに大きな大きな色彩豊かな花を描きました。
グループの仲間から「素敵!」の声が。
そしてなんと頑なに拒んでいた交換が行われました!


そして最後の未来のタネのシーンへ!
とても楽しそうに肯定が実現しました。

そして!なんと!

発表したい!

と、自ら手を挙げ、奇跡の発表が実現しました。

自己開示はとても大きな壁となります。
でも、じっと自分の内面を見つめると
まんざらでもない自分に気づき、
他者からの「素敵!」声は肯定をさらに促します。
発表というもっとも勇気の必要な行為をも実現させてしまいました。

 

後日レポートを受け取りました!

  • やる前は気が重かったが、実際体験してみたらとても楽しかったです。よい企画でした。

素敵な感想となって評価していただけたこと。感謝です!

事後報告レポートはこちらからどうぞ!(pdf)



アンケート

(29名/32名)
1. 絵本制作の率直な感想をお聞かせください
1 とてもたのしかった 9人 31%
2 たのしかった 20人 69%
3 ふつう 0人 0%
4 楽しくなかった 0人 0%
5 その他(切なくなった) 0人 0%
2. 自分自身についてじっくりと考えることはできましたか?
1 とても 11人 38%
2 少し 18人 62%
3 どちらともいえない 0人 0%
4 まったくできなかった 0人 0%
3. 制作を通じて、自己肯定感(「いいな!じぶん」)は、感じられましたか?
1 とても 4人 14%
2 少し 20人 69%
3 どちらともいえない 5人 17%
4 まったく感じられなかった 0人 0%
4. 様々な価値観を受け入れる機会となりましたか?
1 とても 22人 76%
2 少し 6人 21%
3 どちらともいえない 1人 3%
4 まったくならなかった 0人 0%


感想

  • 【俯瞰】
    ①自分がいままで生きて来れたことについて、しらずしらずのうちに考えて、絵になっていたような気がします。
    吸い込まれて行った感じです。
    またの機会にぜひやってみたいと思いました。
    不登校気味の子どもに書かせた場合、だいじょうぶかな(と、考えてしまいますが)楽しく、子どもたちと保健室でやってみたいと思います。

  • 【解放】
    ②「絵が下手」ということが先に立ってしまい、最初は苦痛に感じていましたが、途中から自分の思うままに、好きなもので、好きな色で描くことで楽しくなってきました。
    また、別の機会に描いたら、違うものができあがるのだろうと思いました。またやってみたいです。

  • 【コミットメント】
    ③今の自分の気持ちを見つめる機会になったと思います。
    みんないろいろな生き方があって未来を感じながら過ごしていることがわかりました。少しゆっくりする時間が持ててよかったのではないかと思います。
    まだまだ未熟ですが、今度は恩返しができる種を、と思います。
    今度は子どもたちにもこんな機会をと思ってしまいました。(54歳)


  • 【自己肯定】
    ④今日は久々に右脳をものすごく使って、いつもと違う疲れを感じました。
    が、絵はもともと好きなので楽しく参加できました。
    自分の事も少しかわいいかもと思えました。

  • 【解放】
    ⑤最初は絵を描くのが辛かったのですが、描いたり、他の人の作品を見ているうちに楽しくなりました。
    良い経験になりました。(25歳)

  • 【自己確認】
    ⑥久しぶりに色鉛筆を使いました。色を塗るだけでも、楽しいという感じが出てきました。
    自分をみつめることもできる、よい時間となりました(54歳)

  • 【経験】
    ⑦普段、自由にイメージして描くことがないので、日常を離れて良い経験になりました。

  • 【感謝】
    ⑧絵を描くので、真剣に「自分は何でできているんだろう」と考えて、他の人のたくさんのおもいやりを思い出しました。

  • 【ギフト】
    ➈ぜひ、自分に自信を持てない本校の児童にこのワークショップを体験させたいと思いました(50歳)

  • 【表現】
    ⑩1人で絵を描くのは本当に苦手ですが、イメージを考えて発揮することができましたのでよかったです。
    このようなワークショップははじめてです。

  • 【創造力】
    ⑪はじめての体験で楽しくできました。色々な考えやひらめきがあることがわかりました。

  • 【相互理解】
    ⑫子どもたちが体験した時のことも聞きましたが、子どもたちもおそらくとても楽しみながら、友達の良さを積極的に認めたり、自分自身の良さに気づいたりしたのではないかと思います(52歳)

  • 【自己開示】
    ⑬とても楽しかったです!
    正直絵はとても苦手ですが、この絵本は上手、下手ではないので、素直に取り組むことができました。
    普段忙しい大人こそやるべき!自分と向き合う時間、大切。(24歳)

  • 【自己肯定】
    ⑭初めてのことで何を描いて良いのかわからなかった。
    自分を見つめることをしていないと感じました。
    自分について考えることは自己肯定感を高めることにつながり、自信にもなると思いました。楽しかったです。

  • 【浄化】
    ⑮たくさん考えたので、疲れました。
    考えるってエネルギーがいるのですね。学校の子どもたちにもやらせてみたいです(44歳)

  • 【集中力】
    ⑯色鉛筆を持つのも、絵を描いたり塗ったりするのも久しぶりでしたが、童心にかえった気分で自由に絵を描けた気がします。良い集中をしたと思います。

  • 【自己確認】
    ⑰今の自分の心を絵に描いてみました。
    優しさや許す気持ちが、最近少なくなっている自分がいたので、絵を描いて、心の中心にはあるんだよ、と確認できました(50歳)

  • 【コミュニケーション】
    ⑱他の方の作品を見せてもらえたのはとても刺激になり、楽しかったです。
    はじめての体験でとまどいがありましたが、自分なりに表現することができてよかったです。

  • 【自己&他者理解】
    ⑲自分と付き合うことはあまりないので、いい機会になりました。
    あまりお話したことのない先生を知ることができてよかった(57歳)

  • 【自己確認】
    ⑳日頃、自分自身について考えることがないので、今回のワークショップで少しでも自分自身を見つめることができて、とても有意義な時間になりました(54歳)

  • 【未来力】
    ㉑グループになってのワークショップは、お話しながら、笑いながら楽しくできました。これからも前向きに考えて、行動できるようにしていきたいと思いました。

  • 【自己肯定、他者肯定、多様性、コミュニケーション】
    ㉒自己肯定感、他者肯定が高まる良いプログラムだと思いました。
    多様性について再認識出来ました。
    話せない、話が苦手な子どもとのコミュニケーションツールにもなりそうです。(59歳)

  • 【場】
    ㉓保健室で曼荼羅ぬり絵を取り入れています。
    授業を休む子、休み時間、放課後に各自声をかけなくても自由に塗っています。誰も聞きもしないのに「最後に一言」と書いてあるとそこに書込んでいきます。今回のようなプログラムを授業に取り入れるわけにはいきませんが、保険委員活動などで取り組めたら楽しいと思いました。

  • 【プレゼンテーション】
    ㉔発表は恥ずかしいと思いましたが、自分の感じ方を受け止めてもらえたと感じた時、嬉しいものですね。
    子どもも同じだと思うとぜひ参加させたいですね。
    1人、生徒で肯定感が持てず、話せない子がいますが(クラスの子と話せない)今回の取り組みは少人数でもできるものですか?(34歳)
    (回答)はい!少人数でも可能です。1対1でも可能です。その子と寄り添う形で絵本制作をされると良いと思います。

  • 【多様性】
    ㉕絵が苦手なので、苦労しながらですが、楽しく参加できました。
    他の人の作品を見て感じることがたくさんあり良かったです

  • 【自己確認・発見】
    ㉖自分自身について考えてみると、中心は仕事と家族だということがわかりました。
    芽や花は、描いてみると、理想の擁護教論像を描いていることに気が付きました。
    また、栄養やみらいのたねは家族や息子たちへの思いが絵に表れました。今の生活で2大の大切なものがそのまま絵に表れて、自分でも驚きでした。慣れない作業で疲れましたが、楽しくできました。

  • 【自己確認、多様性】
    ㉗絵が苦手で表現に苦労しましたが、じっくり自分と向き合い、自分の心の中にあるものと対話できたなと感じました。
    また、最後に班の代表の方の発表では、人それぞれの思いや感じ方には差があることを知った。

  • 【自己確認、発見】
    ㉘結局、とっさに描くイメージは、今の自分が写るんだなと感じました。
    普段は、緑色が好きな自分なのに、紫を使って表現することが多く、自分でびっくりしました。

 


開催情報

  • 日時: 2016.11.10(Thu.) 13:30-16:00
  • 場所:喜多方市ふれあい館(会津)
  • 参加教諭:32名
  • 講師:八木知美
  • 言語:日本語

内容

自分の内面を全力でじっとみて、イマジネーションを最大限に稼働させ、自分について考えた絵本を作成する。


目標

思考
過去、現在、未来と時空を超え、自分の心の中深くに思いを巡らせ、自分についてじっくり考えることができる。
表現
思考のプロセスや結果を絵と文章で、カタチにすることができる。
自己肯定
自分の個性や魅力を確認したり、発見することで、しっかりと自己肯定感を持ち、かけがえのない自分の存在意義を見出す。
浄化
これまで抱えていた自分に対するマイナスイメージを払拭・浄化し、デフォルト値に戻す。
意欲
体の中から未来に向かう力(目標や夢、希望)がわき出すことを実感する。
多様性
他者の思考のカタチにも触れることで、多様な価値観を共有する。
自他尊重
自分の良い面、他者の良い面を共有し、お互いに認め合う。 達成感作成した絵本は自分の著書となり、自信の証となる。
達成感
show and tellでは、即興で、自分なりに工夫して発表することができる。