未来と出会う「じっとみて。」絵本制作ワークショップ
【はじめに】
今回のワークショップは、トキタ種苗株式会社様にご協賛いただき、イタリア野菜のタネを参加者の皆様にプレゼントさせていただきました。
好きな野菜のタネを選んで、実際にご自宅にて野菜を育てます。
皆さん、「鉢植えにしよう」とか「隣のおばさんの庭にしよう」とかタネから始まるリアルな冒険を想像し、楽しんでいました。
ちょうど今種まきをすると60日後には収穫できます。食卓に自分で育てたイタリア野菜が登場するなんて、楽しみですね。
【ウォーミングアップ】
カラーブリージングと補色残像を体験しました。
【絵本制作】
タネから始まる植物の一生の物語に自己を投影し、それぞれの絵本を作成しました。
【発表】
全員が一番印象的なページを選び、発表しました。
絵本制作を行った感想やそのシーンに込めた思いなどをそれぞれが発表しました。
始まりは戸惑いがつきものです。
7歳の彼もそうでした。
ママが隣で付き添って、彼はタネから始まる冒険の旅に出かけましたが、なかなか自分のタネが見つかりませんでした。
何度も目を閉じて、イメージを探しに思考をめぐらせますが、どうも思い浮かびません。
ママは心配です。いろいろ助言します。
でも、この物語の主人公は彼で、自分でイメージを見つける以外、方法がないのです。
こうして見つけたタネがこれです。
人のつながりの大切さを表現しました。恐るべし7歳!
一つ納得のいくイメージが決まったら、ストーリーは勇ましく進行していきます。
イメージが閃くのも瞬時の出来事になります。
そして、思いが強い分、イメージは泉のように溢れ立て止められなくなります。
これは花のシーン。
1つのシーンは15分弱で完成させていくのですが、
彼は特徴を文章で書く時間も感想を書きあう時間も取れないほど夢中になってしまいました。
力作ですね!
ママも最初の心配などなかったかのようで
きっととても誇らしかったことだと思います。
【ママからのアンケートの感想】
参加した子どもの様子を見て、書き出しはゆっくりでしたが、徐々にアイデアがあふれ出してきて、最後はもう止まらず夢中になって書き終らないくらい集中していました。
本人にとってとても充実した時間だったと思います。
1. 絵本制作の率直な感想をお聞かせください | |||
---|---|---|---|
1 | とてもたのしかった | 16人 | 84% |
2 | たのしかった | 3人 | 16% |
3 | ふつう | 0人 | 0% |
4 | 楽しくなかった | 0人 | 0% |
2. 自分自身についてじっくりと考えることはできましたか? | |||
---|---|---|---|
1 | とても | 13人 | 69% |
2 | 少し | 5人 | 26% |
3 | どちらともいえない | 1人 | 5% |
4 | まったくできなかった | 0人 | 0% |
3. 制作を通じて、自己肯定感(「いいな!じぶん」)は、感じられましたか? | |||
---|---|---|---|
1 | とても | 11人 | 58% |
2 | 少し | 7人 | 37% |
3 | どちらともいえない | 1人 | 5% |
4 | まったく感じられなかった | 0人 | 0% |
4. 様々な価値観を受け入れる機会となりましたか? | |||
---|---|---|---|
1 | とても | 15人 | 79% |
2 | 少し | 3人 | 16% |
3 | どちらともいえない | 1人 | 5% |
4 | まったくならなかった | 0人 | 0% |
ワークショップ体験:自分の内面を全力でじっとみて、イマジネーションを最大限に稼働させ、自分について考えた絵本を作成する。
一番気に入ったシーン(全シーンもあり)を理由もつけてみんなの前で発表する。
一番嬉しいと感じた他者からの感想も発表し共有する。