自分で見つけた夢に向かって、今日からがんばりたくなるプログラムです。

【みらい育実験レポート】「じっとみて。」ワークショップ

【みらい育実験レポート】「じっとみて。」ワークショップ(男子大生実験編)

みらい育日時 : 2014.3.7 13:00~15:00
会場 : システム・インテグレーション株式会社
人数 : 大人4名(女性1名、男性3名)
機材 : 近赤外線組織酸素モニタ装置
近赤外分光法(NIRS)を用いた組織酸素モニタで
生体情報の計測
高機能な携帯型近赤外線組織酸素モニタ装置
『PocketNIRS(ポケットニルス)』
(開発:株式会社ダイナセンス DynaSense Inc.)



背景

「集中」と「リラックス」のバランス、また右脳と左脳の血中酸素量の違いや変化の状態を測定するために、男子大生の協力のもと、実験を行った。使用したデバイスは、既に、心理学や教育学などでも使用されている。
株式会社ダイナセンス様の協力により、測定装置: 『PocketNIRS(ポケットニルス)』にて、測定した。
※詳しくはこちらからどうぞ!

近赤外線組織酸素モニタ装置とは、生体表面にプローブを設置し、LED光源から3つの異なる波長の近赤外光を照射し、生体内部を透過・散乱し減衰した光を、フォトダイオード検出器で検出することにより、生体組織内の酸素濃度の変化を非侵襲的に計測する装置です。 (株式会社ダイナセンスHPより抜粋)

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目標

●課題を聞いた後、「思考→作画」に入ってからの脳内血中酸素量の変化を測定する。
●右脳と左脳ではどのように違うのか、同じなのか、また違う場合、どの程度の差異があるかを測定する。

みらい育以下は、ワークショップの通常目標です。
思考過去、現在、未来と時空を超え、自分の心の中深くに思いを巡らせ、自分についてじっくり考えることができる。
表現思考のプロセスや結果を絵と文章で、カタチにすることができる。
自己肯定自分の個性や魅力を確認したり、発見することで、しっかりと自己肯定感を持ち、かけがえのない自分の存在意義を見出す。
浄化これまで抱えていた自分に対するマイナスイメージを払拭・浄化し、デフォルト値に戻す。
意欲体の中から未来に向かう力(目標や夢、希望)がわき出すことを実感する
浄化他者の思考のカタチにも触れることで、多様な価値観を共有する。
自他尊重自分の良い面、他者の良い面を共有し、お互いに認め合う。
達成感作成した絵本は自分の著書となり、自信の証となる。


内容

みらい育●絵本のストーリーの説明と作成方法の説明
●ウォーミングアップ 集中力リラックス
 補色残像を楽しむ。
(ワークブックの表紙に描かれた青色のモチーフを20秒間じっとみて、裏表紙の白い面に目をうつし、残像効果を楽しむ)

●たね、はっけん!のページ、作成開始
思考力判断力表現力想像力アートセラピー創造力
(1. もしも、自分が種だとしたら、どんな種でしょう。
 心の中をじっとみて、絵をかいてみましょう)
(2. 絵が描けたら、右の上のページに特徴を
 文章で書いてみましょう)
(3. お互いに絵本を交換して、
 感想を書いてもらいましょう)コミュニケーション力

●たねと同じように、次のページを作成!
(1. 芽;種から芽がでます。あなたの芽はどんな芽になると思いますか?)
(2. 栄養:芽が育つためには太陽や水や土など栄養が必要です、あなたが成長するためには何が一番必要ですか?)
(3. 花:いよいよ花が咲きました。最高の時がやってきました。あなたにとっての最高に幸せな状態をイメージしてみましょう。)
(4. 新しい種:花はやがて枯れてしまいます。でも、新しい種や実をつけます。あなたは今度、どんな種になりたいですか?)

●全ページができた人から、作者プロフィール等を記入して完成させる 自己効力感/自信浄化作用

●SHOW & TELL:全員の前で自分の絵本を発表する 自他尊重即興プレゼンテーション力


計測結果


●まとめ
作業開始とともにデオキシヘモグロビンが上昇している。
一方、デオキシヘモグロビンはあまり変化していない。
4:花以降は顎台を使用することによりデータが安定している。

●まとめ2
オキシヘモグロビンの変化の大きさは作業前と比較して3>2>4=5>1の順であった。
Ch1 のほうがオキシヘモグロビンの変化量は大きかった。


●考察
オキシヘモグロビンが上昇するパターンは脳活動が起こっている典型である。
が、作業の特性上、頭部の位置変化による影響も無視できない。
Ch1 とCh2 の差も計測位置の厳密性を考慮して解釈すべきである。
計測方法の検討と被験者の数を増やすことでデータの信頼性を上げるべきである。




●作品紹介(男子大学生・22歳)※電子書籍はこちらから!(←クリック)

2. どんな芽が出ると思いますか?
みらい育不安は巨大化しています。
自由に羽ばたけない、行く先が見えないもどかしさが、さらに大きくあふれ出しそうになっていますが、希望の光が見えてきました。
未来への期待を先導していく光なのかもしれません。

3. ぐんぐん育つために必要な栄養な何ですか?
みらい育自分一人ではどうしようもない不安を誰かに支えてもらうことで、がんばっていける、そんな思いが現れています。
それは、様々な方向からの救いが必要で、自分がようやく立っていられるのも仲間がいてこそ、ということに気づき、表現されています。

4. 人生において最高に幸せな状態とはどんなイメージですか?
みらい育金色に光り輝く希望の世界が現れました。
しかも、1つだけではなく、3つもそびえたっています。
それは決して一人で成し遂げたのではなく、仲間がいたから達成できたことであり、仲間とともにあることが最高の状態であることを意味しています。

5. 自分が生み出す未来へのタネをイメージしてみましょう。
みらい育もう不安のない光輝く世界が描かれました。
安心で自信のあるタネとして、自由に成長してほしいという願いが込められています。
地面にセットされたタネも、ブルーや紫色の未知であるゆえの不安は消え、誇らしくさえ見えます。


アンケート

(回収率:75%/4人中3人回収)

1. 絵本制作の率直な感想をお聞かせください。
1.とてもたのしかった 0 0%
2.たのしかった 3 100%
3.ふつう 0 0%
4.楽しくなかった 0 0%

2. 制作を通じて、自己肯定感(「いいな!じぶん」)は、感じられましたか?
1.とても感じた 2 67%
2.少し感じた 1 33%
3.どちらともいえない 0
0%
4.まったく感じられなかった 0 0%

3. 様々な価値観を受け入れる機会となりましたか?
1.十分なった 2 67%
2.ほぼなった 1 33%
3.どちらともいえない 0
0%
4.ならなかった 0 0%

3. その他、どのようなことでも感じたことを自由にお書きください。

・2回目でしたが、また違った絵が描けて新たな発見ができました。
  ありがとうございました。(38歳、男性)

・絵を描くことが久しぶりで新鮮でした。(39歳、男性)

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