自分で見つけた夢に向かって、今日からがんばりたくなるプログラムです。

「じっとみて。」親子ワークショップ

【みらい育レポート】蘆花記念公園「じっとみて。」ワークショップ

実施日 : 2014年9月6日
会場 : 逗子蘆花記念公園
講師 : 江角実恵、八木知美
人数 : 親子7組(大人:10名、子供:13名)+ゲスト3名



目標: 親子のより良い関係性の確認や構築をめざします。

親子で絵本制作を行うことで、愛情を確認したり、お互いを一人の人として見つめる機会をつくります。
「親」:子どもの可能性を発見したり、頼もしさに感動したり、みらい力を感じることで子供への信頼度を高める。
「子」:自分について思考し、自由に表現したことを親に見てもらうことで、より深い理解と愛情を確認する。


内容

●絵本のストーリーの説明と作成方法の説明
●ウォーミングアップ 集中力リラックス
 補色残像を体験する。
(ワークブックの表紙に描かれた青色のモチーフを20秒間じっとみて、裏表紙の白い面に目をうつし、残像効果を体験)
※この日は、とても良いお天気だったので、施設にある縁側に出て、体験しました、

●たね、はっけん!のページ、作成開始
思考力判断力表現力想像力アートセラピー創造力
(1. もしも、自分が種だとしたら、どんな種でしょう。
 心の中をじっとみて、絵をかいてみましょう)
(2. 絵が描けたら、右の上のページに特徴を
 文章で書いてみましょう)
(3. お互いに絵本を交換して、
 感想を書いてもらいましょう)
コミュニケーション力

●たねと同じように、次のページを作成!
(1. 芽;種から芽がでます。あなたの芽はどんな芽になると思いますか?)
(2. 栄養:芽が育つためには太陽や水や土など栄養が必要です、あなたが成長するために必要なものは何ですか?)
(3. 花:いよいよ花が咲きました。最高の時がやってきました。あなたにとっての一番幸せな状態をイメージしてみましょう。)
(4. 新しい種:やがて花は新しい種や実をつけます。未来へつないでいきたいあなたの種をイメージしてみましょう。)

●全ページができた人から、作者プロフィール等を記入して完成させる。
自己効力感/自信浄化作用

●SHOW & TELL:全員の前で自分の絵本を発表する。
自他尊重即興プレゼンテーション力
※4歳と8歳の兄弟が、発表したい人という声がけに手を挙げ、草村のステージに飛び出しましたが、注目の視線に恥ずかしくなってしまい、発表にはいたりませんでした。しかし、前に出たことに拍手喝采!




ワークショップの様子



親子で一緒の場面紹介
絵本を交換して
感想を書き合うことで
日常とは違う
親子の対話が実現。
(小2)
大好きなママと
絵本を重ね合わせて
密着しながら
制作しています。
(4歳)
2歳の女の子も
ママやパパの膝の上で
一緒に描きました。
親子共通の画材を使って
仲良く描いています。
(小3)

作品紹介

娘のタネのシーンでのママの感想

娘の描いたとげのあるタネの絵に
「そのトゲでお母さんに
くっついてくるのかな?」
という返事があたたかい。


ママの芽のシーンへの娘の感想

ママの描いた芽に
「せかいいちきれいだね。」と感想を
書いた娘の言葉が嬉しい。


未来のタネのシーンで、わからないと書いた中2男子への励ましの声

中2男子の未来のタネのシーンで、
「まだわかりません・・・・」
という素直な気持ちに対して、
「未知の種、無限の可能性があって何にでもなれる!」と励ます
メッセージが勇気を与える。


文字が書けない4歳の絵本はママが代筆

4歳でまだ文字が書けないため、
ママに話して、書いてもらった
ママとの共同作品。
成長するための栄養のシーンで
一生懸命考えたカタチが、
花火と家族一人一人の存在であること
にママは感動!





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アンケート

(20人回収)

1. 絵本制作の率直な感想をお聞かせください。
1.とてもたのしかった 15 75%
2.たのしかった 5 25%


2. 制作を通じて、自己肯定感(「いいな!じぶん」)は、感じられましたか?
1.とても感じた 8 50%
2.少し感じた 9 50%
3.どちらともいえない 3 50%


3. 様々な価値観を受け入れる機会となりましたか?
1.十分になった 11 55%
2.ほぼなった 8 40%
3.どちらともいえない 1 5%


 

3. その他、どのようなことでも感じたことを自由にお書きください。

<子供>
・自分のすきなようにかけたからすごくおもしろかった。またやりたいです。(9歳女子)

・たくさんほめられたりして力になった。すごく楽しかったからまたやりたい。いろんな人のを見れて楽しかった。2回目だったけれど、1回目より自分をみつめられたしとても楽しかった。(11歳男子)

 

・とてもたのしかった。(7歳女子)

・ちがうバージョンのもやってみたい。(8歳男子)

・絵を書くのが楽しかった。他のテーマでやってみたい。(12歳女子)

・かんそうがおもしろかったです。

<大人>
・今回娘2人と参加させてもらい、それぞれの個性の違いを目の当たりにして面白かったです。それぞれの絵を通して、子供たちの思っていることが少しわかったような気がします。私も絵を描いている時、無心になれて楽しかったです。(40代女性)

・子供たちにもっともっと体験させたい!(30代女性)

・子供たちの創造力と発想に感激しました。それぞれの方の絵を見ていて元気がでました。
 自分の書く絵には自信がなかったのですが、いろいろな感想を書いてもらってうれしかったです。(40代女性)

・とても楽しかったです。みんな色々で見るのも楽しかった。子供たちも躊躇なくやれるんだなぁと発見でした。(40代女性)

・一つの事に取り組むことで、自分の思いがけない発想や、大人から子供まで様々な表現を見ることが出来、とても楽しく、勉強になりました。同じ問いかけでも、本当に十人十色の表現になるのですね。楽しかったです。(40代男性)

・小さい子供がいたので、ゆっくり描いたりできなかったのが残念です。もっとゆっくり時間をかけて作ってみたいです。他の人の絵本を見るのが楽しかった。(特に子供の作品はすばらしいですね!!)
 小さい子供には時間がかかったので、やはり小学生くらいからがいいんでしょうね。(40代女性)

・他人の作品を見ることで、自分にない感性を発見して新鮮でした。自分自身の作品には、自分の気付いていなかった感情や思いに気付かされた気がします。楽しかったです。(40代女性)

・とても楽しくできました。コメントをもらえてうれしかった。

・親子で参加しました。子供の感性と自分の感性の違いがおもしろく思いました。また、他の方の絵本もまたまったく違ったもので驚かされました。

(・今回は見学させて頂きましたが、次の機会には是非参加させて頂きたいと思います。(40代男性)



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後日の感想より

実は、イメージするとか表現するとかがとても苦手な息子。「絵本を作るんだよ」と話したら、とたんに、「えーやだぁ」と言っていました。ところが、絵を描いている間は意外にもご機嫌で、また意外にも自信をもって他の人にも見せる事ができたのは嬉しい発見でした。
自信の無いことって人に見られたくないじゃない?
いろんな収穫ありの絵本WS でした。 (小2男子の母)

親が子どもの絵を見て感想を言うことは普段からあるのですが、 親が描いた絵を子供に見てもらい、コメントをもらうことは殆んどなく、多分初めてで、不思議な感じでした。子どもはそれなりにちゃんと見てくれて、感想もきちんと言葉にして、感心しました。
二人の絵から、それぞれの性格がよく現れてるなぁと感じたり、逆に意外な一面も見られて良かったです。 長女の絵からは優しさと、芯の強さが伝わり、最後、新しい種を描いた絵を見た時は感動して涙が出そうになりました。また、全ての絵に光が感じられて嬉しかった。
子供はもちろん、大人も沢山の芽があって、これからまだまだ成長していけるんだなと感じたひと時でした。 (中1、小3女子の母)


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