「じっとみて。」ワークショップ(自己肯定感を育む新しい道徳授業の提案)
実施日 : 2015.2.22(日)
時間 : 13:30~17:30
会場 : 横浜国立大学
講師 : 研究発表:八木知美、WS:江角実恵
人数 : 7名
目標
(全ワークショップ共通)
過去、現在、未来と時空を超え、自分の心の中深くに思いを巡らせ、自分についてじっくり考えることができる。
思考のプロセスや結果を絵と文章で、カタチにすることができる。
自分の個性や魅力を確認したり、発見することで、しっかりと自己肯定感を持ち、かけがえのない自分の存在意義を見出す。
これまで抱えていた自分に対するマイナスイメージを払拭・浄化し、デフォルト値に戻す。
体の中から未来に向かう力(目標や夢、希望)がわき出すことを実感する
他者の思考のカタチにも触れることで、多様な価値観を共有する。
自分の良い面、他者の良い面を共有し、お互いに認め合う。
作成した絵本は自分の著書となり、自信の証となる。
show and tellでは、即興で、自分なりに工夫して発表することができる。
内容
●ウォーミングアップ
補色残像を体験する。
(ワークブックの表紙に描かれた青色のモチーフを20秒間じっとみて、裏表紙の白い面に目をうつし、残像効果を体験。残像については、ゲーテのエピソードを交えて紹介。)
●たね、はっけん!のページ、作成開始
(1. もしも、自分が種だとしたら、どんな種でしょう。
心の中をじっとみて、絵をかいてみましょう)
(2. 絵が描けたら、右の上のページに
特徴を文章で書いてみましょう)
(3. お互いに絵本を交換して、
感想を書いてもらいましょう)
●たねと同じように、次のページを作成!
(1. 芽;種から芽がでます。あなたの芽はどんな芽になると思いますか?)
(2. 栄養:芽が育つためには太陽や水や土など栄養が必要です、あなたが成長するために必要なものは何ですか?)
(3. 花:いよいよ花が咲きました。最高の時がやってきました。あなたにとっての一番幸せな状態をイメージしてみましょう。)
(4. 新しい種:やがて花は新しい種や実をつけます。未来へつないでいきたいあなたの種をイメージしてみましょう。)
●全ページができた人から、作者プロフィール等を記入して完成させる。
●SHOW & TELL:全員の前で自分の絵本を発表する。
アンケート
(5人回収)1. 絵本制作の率直な感想をお聞かせください。
1.とてもたのしかった | 5 | 100% |
2.たのしかった | 0 | 0% |
3.ふつう | 0 | 0% |
4.楽しくなかった | 0 | 0% |
2. 制作を通じて、自己肯定感(「いいな!じぶん」)は、感じられましたか?
1.とても感じた | 4 | 80% |
2.少し感じた | 1 | 20% |
3.どちらともいえない | 0 |
0% |
4.まったく感じられなかった | 0 | 0% |
3. 様々な価値観を受け入れる機会となりましたか?
1.十分なった | 5 | 100% |
2.ほぼなった | 0 | 0% |
3.どちらともいえない | 0 |
0% |
4.ならなかった | 0 | 0% |
3. その他、どのようなことでも感じたことを自由にお書きください。
・絵本を描き終えて、読み返した後に、表紙を見た。
・予想以上に面白く、どっぷりと自分の世界に入り込むことができ、夢中になれた時間でした。自分の心の内を絵で表現するということはあまりないので、いつも以上に自分を見つめることができた。本当にいい機会だったと感じました。また、同じお題でも人によって描くものは全く違っていて、人の価値観、世界観の多様性を感じることができて、とても面白かったです。機会があればまた参加してみたいです!ありがとうございました!(22歳女性) ・今週、新たな気付きがあって、それに対して絶対の自信はここに来るまでなかったけれど、絶対的な自信へと変わりました。
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