【みらい育レポート】親子 de 絵本!! 心の声が聞こえてくる、不思議な絵本制作
実施日 : 2015.3.28(土)
時間 : 14:00~16:50(13:30開場)
会場 : 横浜市開港記念会館
講師 : 江角実恵、八木知美
人数 : 12名(親子3組:小学1.5年生、年長、1才)
目標
(全ワークショップ共通)
過去、現在、未来と時空を超え、自分の心の中深くに思いを巡らせ、自分についてじっくり考えることができる。
思考のプロセスや結果を絵と文章で、カタチにすることができる。
自分の個性や魅力を確認したり、発見することで、しっかりと自己肯定感を持ち、かけがえのない自分の存在意義を見出す。
これまで抱えていた自分に対するマイナスイメージを払拭・浄化し、デフォルト値に戻す。
体の中から未来に向かう力(目標や夢、希望)がわき出すことを実感する
他者の思考のカタチにも触れることで、多様な価値観を共有する。
自分の良い面、他者の良い面を共有し、お互いに認め合う。
作成した絵本は自分の著書となり、自信の証となる。
show and tellでは、即興で、自分なりに工夫して発表することができる。
内容
●ウォーミングアップ
補色残像を体験する。
(ワークブックの表紙に描かれた青色のモチーフを20秒間じっとみて、裏表紙の白い面に目をうつし、残像効果を体験。残像については、ゲーテのエピソードを交えて紹介。)
●たね、はっけん!のページ、作成開始
(1. もしも、自分が種だとしたら、どんな種でしょう。
心の中をじっとみて、絵をかいてみましょう)
(2. 絵が描けたら、右の上のページに特徴を文章で書いてみましょう)
(3. お互いに絵本を交換して、感想を書いてもらいましょう)
●たねと同じように、次のページを作成!
(1. 芽;種から芽がでます。あなたの芽はどんな芽になると思いますか?)
(2. 栄養:芽が育つためには太陽や水や土など栄養が必要です、あなたが成長するために必要なものは何ですか?)
(3. 花:いよいよ花が咲きました。最高の時がやってきました。あなたにとっての一番幸せな状態をイメージしてみましょう。)
(4. 新しい種:やがて花は新しい種や実をつけます。未来へつないでいきたいあなたの種をイメージしてみましょう。)
●全ページができた人から、
作者プロフィール等を記入して完成させる。
●SHOW & TELL:全員の前で自分の絵本を発表する。
事例①特別なシーンご紹介
誰かの絵本に、自分の感想を
しっかり考えて書く真剣さ。
絵本はお互いに交換し、感想を書き合います。
新小学1年生男子が、
一生懸命言葉を考え、感想を書いています。
ママ、発表して!
子どもたちはママの発表がどうしても見たくて、口々にお願いしていました。
ママたちは全員発表し、どの子も興味津々、身を乗り出して発表を聞きました。
自分も同じワークをやったからこそ、みんな真剣です。●ブログにて紹介(☆)
神奈川新聞の取材が入りました。
武藤記者、ありがとうございました。
みんなの夢中が記事になりました。
●記事はこちら
パパはカメラマン!?
最初は、カメラマンに徹していたパパも
楽しさに巻き込まれてしまった様子。
後半からは、感想を書いてあげたり
感想を書く順番や手はずを整えたり、
素敵な参加者となって、活躍しました。
かつてないほど真剣に
自分の内面をみつめています。
小学1年生の女子、
彼女の栄養は、色鉛筆でした!
●作品は電子書籍でご覧いただけます。
【電子書籍】
咲弥の不思議な絵本「じっとみて。」
電子書籍になりました!
双子の女の子、まゆちゃんとかほちゃん(5歳)が
家族5人全員で参加しました。
それぞれの作品を電子書籍にしました。
【電子書籍】まゆの不思議な絵本「じっとみて。」(5歳)
【電子書籍】かほの不思議な絵本「じっとみて。」 (5歳)
一卵性双生児ですが、性格はまるで反対。
定期的な絵本制作を通じて、2人の心象風景を追っかけていたいと思っています。
【電子書籍】ママの不思議な絵本「じっとみて。」
1歳の女の子も、大活躍!
この色でいい?
ママから希望の色の色鉛筆を受け取って
お絵描きをしています。
ママと一緒だったら
わずか1才なのに絵本をつくれるんですね。
家族の宝ものができました。
事例②3人の娘のママの作品
【電子書籍】ママの不思議な絵本「じっとみて。」
①タネ(大切な3人の娘たちのタネでしょうか?ママ自身の根源をなす大切な存在です。)
②芽(真ん中が長女、左右にふたごの姉妹でしょうか?それぞれの個性が芽になったようです。)
③栄養(みんなを包み照らす太陽、それはママ自身です。
娘たちといつも一緒にして、幸せな場所を作っているようです。)
④花(個性豊かな3つの幸せが花開いています。透明感あふれる水色が純粋な心を表しているようです。)
⑤未来のタネ(なんでもOK!果てしなく広がる大きくて否定のない世界観が表れているようです。)
神奈川新聞社による取材
神奈川新聞3月29日の朝刊にてワークショップの様子が記事になりました。
(クリックで拡大画面へ)
アンケート
(10人回収)1. 絵本制作の率直な感想をお聞かせください。
1.とてもたのしかった | 7 | 70% |
2.たのしかった | 2 | 20% |
3.ふつう | 1 | 10% |
4.楽しくなかった | 0 | 0% |
2. 制作を通じて、自己肯定感(「いいな!じぶん」)は、感じられましたか?
1.とても感じた | 3 | 30% |
2.少し感じた | 6 | 60% |
3.どちらともいえない | 1 |
10% |
4.まったく感じられなかった | 0 | 8% |
3. 様々な価値観を受け入れる機会となりましたか?
1.十分なった | 6 | 60% |
2.ほぼなった | 4 | 40% |
3.どちらともいえない | 0 |
0% |
4.ならなかった | 0 | 0% |
3. その他、どのようなことでも感じたことを自由にお書きください。
・たねがおおきく、はながきれいだった(5歳女児) |