【みらい育レポート】親子 de 絵本!! 心の声が聞こえてくる、不思議な絵本制作
実施日 : 2015.6.7(日)
時間 : 13:00~14:15(75分)
会場 : 横浜市根岸JX体育館
講師 : 八木知美、江角実恵
人数 : 17名(親子8組+1名)
主催 : NPO法人 ドリーム エナジー プロジェクト
協賛 : ウスイホーム株式会社
(神奈川県による企業・NPO・大学 パートナーシップ支援事業)
目標
イマジネーションを最大限に稼働させて、自分の内面を表現する絵本を作成する。
各シーンの質問に対して、自分の心の中深くに思いを巡らせ、自分についてじっくり考えることができる。
イメージしたことを絵と文章で、カタチにすることができる。
体の中から楽しさや喜びが沸き出す感覚を実感できる。
完成した喜びを味うことができる。
内容
●ストーリーの説明 (イマジネーションで把握)
絵本のストーリーを自分の中でしっかりとイメージできるよう、まず目を閉じ、姿勢を正すように声をかけた。
こうして、身動きしない、雑音のない静の状態の中で、ティーチャーは声だけでイメージの世界へと誘導。種から芽が出て花が咲くあらすじを朗読のように紹介し、
イマジネーションをふくらませる手だてを講じた。
youtubeのクレイアニメ【From a Seed to a Flower】をみんなで一緒に見て、イメージをさらに強化した。
●ウォーミングアップ
裏表紙の絵を好きな色を選んで、塗り絵を楽しむ。
※色の選択、塗り方などすべて自由にできることを伝え、これからの絵本制作に向けて、自分の自由な判断でできることを理解し、心の準備をする。
●たね、はっけん!のページ、作成開始
1. もしも、自分が種だとしたら、どんな種でしょう。
心の中をじっとみて、絵をかいてみましょう。
2. 絵が描けたら、右の上のページに特徴を
文章で書いてみましょう。
3. お互いに絵本を交換して、感想を書きあいましょう。
●たねと同じように、次のページを作成!
1. 芽;種から芽がでます。
あなたの芽はどんな芽になると思いますか?
2. 栄養:芽が育つためには太陽や水や土など栄養が必要です。
あなたが成長するために必要なものは何ですか?
大好きなものを考えましょう。
3. 花:いよいよ花が咲きました。
一番嬉しくて幸せな状態を花にしてみましょう。
4. 新しい種:花から新しい赤ちゃんの種が生まれてきました。
あなたならどんな種の赤ちゃんを産みますか?
●裏表紙に制作年月日を記入し、クロージング
事例①想像力が自然と体を動かせた。
じっとみて。のストーリーを聞く時、
目を閉じて、想像していたら
自然と体が動きだした。
集中力マックスです。
芽がでるシーンのお話にさしかかったとたん、思わず手が芽のカタチを作って伸びていきました。
手前の女の子も、その奥の女の子も
イマジネーションの世界を堪能中。
●ブログにて紹介(☆)
事例②目を閉じて。
かつてないほど心の中をじっとみて!目を閉じて、かつてないほど心の中をじっとみて、
自分自身にアクセス!
自分の栄養は何?の思考中です。
一番の栄養は、大好きなもの!
さて、それは何でしょう?
みんな一生懸命考えています。
事例③絵本作家は最後まで一生懸命!
自分の絵本が完成したよ!
最後の制作年月日を記入するときも
一生懸命です。
たった今、誰もがみんな
絵本作家となった瞬間です。
最後まで、一生懸命に書いています。
☆Hちゃんの絵本は電子書籍になりました。
こちらからどうぞ!(PCのみ)
事例④母へのラブレター
Tくんの「じっとみて。」は大好きなママへのラブレター。
やさしいママが大好きで
そのあふれる想いを
どうしても伝えたくて
Tくんは告白します。
「やさしい母大好き♥︎チュ」と。
一直線に伸びた母への想いが
絵だけでも十分すぎるほど
伝わってきますが
彼はまだ足りないと判断し
文字にして強調しています。
母は、「産まれてきてくれてありがとう!」とコメントし、最上級の幸せが詰まった絵本となりました。
☆T君の絵本は電子書籍になりました。こちらからどうぞ!(PCのみ)
事例⑤大好きなページはどこ?
好きなページを自分で選んで決めて、
最後に記念撮影です。
一番気に入っているページを開いて
みんなで記念撮影をしました。
一番後ろで高く絵本を持ち上げている
男の子は、事例④母へのラブレターの
T作者です。
大阪から見学にきてくださった小杉さんと。
大阪で障がい者児童デイサービス「グッドサポート」を
運営してされている小杉さんが
見学にきてくださいました!
大阪から、ご自身のデイで「じっとみて。」の教材を活用できるか
ご検討をかねて、見学に来てくださいました。
小杉さん、ありがとうございました。
アンケート
(6人回収/9人中)1. 絵本制作の率直な感想をお聞かせください。
1.とてもたのしかった | 5 | 83% |
2.たのしかった | 1 | 17% |
3.ふつう | 0 | 0% |
4.楽しくなかった | 0 | 0% |
2. 制作を通じて、自己肯定感(「いいな!じぶん」)は、感じられましたか?
1.とても感じた | 3 | 50% |
2.少し感じた | 2 | 33% |
3.どちらともいえない | 1 |
17% |
4.まったく感じられなかった | 0 | 0% |
3. 様々な価値観を受け入れる機会となりましたか?
1.十分なった | 3 | 50% |
2.ほぼなった | 2 | 33% |
3.どちらともいえない | 0 |
0% |
4.ならなかった | 1 | 17% |
3. その他、どのようなことでも感じたことを自由にお書きください。
・絵を描く時、よく絵の中に文字や文章を書いてしまうのが何故だろう?ととても気になっていたのですが、絵では表現しきれない想いをそうやって表現していると教えて戴き、絵にとらわれず、自分の思いを伝えようとしている子供の柔軟な発想に自分の頭の固さを反省しました。 |
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