【みらい育レポート】親子 de 絵本!! お友達家族と一緒に絵本制作
実施日 : 2015.6.21(日)
時間 : 13:10~15:45
会場 : 鎌倉市 U様宅
講師 : 江角実恵 、八木知美
アシスタント : 風太(5歳)
人数 : 16名(親子7組)
幼稚園の大切なお友達親子と先生親子
目標
【ママ&パパ】
子育てで自分自身が後回しになりがちな日常において、
足をとめ、仲良しの友達と一緒に、じっくりと自分へ思いを巡らせ、
自分を慈しむ時間を楽しむ。
同時に、友達同士でお互いの内面を共有し、さらに理解を深め合う。
【共通】
イマジネーションを最大限に稼働させて、自分の内面を表現する絵本を作成する。
(全ワークショップ共通)
過去、現在、未来と時を超え、心の中深くに思いを巡らせ、自分についてじっくり考える。
思考のプロセスや結果を絵と文章で、カタチにする。
自分の個性や魅力を確認したり、発見することで、しっかりと自己肯定感を持ち、かけがえのない自分の存在意義を見出す。
これまで抱えていた自分に対するマイナスイメージを払拭・浄化し、デフォルト値に戻す。
体の中から未来に向かう力(目標や夢、希望)がわき出すことを実感する。
他者の思考のカタチにも触れることで、多様な価値観を共有する。
自分の良い面、他者の良い面を共有し、お互いに認め合う。
作成した絵本は自分の著書となり、自信の証となる。
show and tellでは、即興で、自分なりに工夫して発表する。
内容
●ウォーミングアップ
補色残像を体験する。
※ワークブックの表紙に描かれた青色のモチーフを
20秒間じっとみて、裏表紙の白い面に目をうつし、
残像効果を体験。
ゲーテのエピソードを交えて紹介。
※青色のモチーフは、ムッシュ ミエール カルダモン
●たね、はっけん!のページ、作成開始
1. もしも、自分が種だとしたら、どんな種でしょう。
目を閉じて、心の中をじっとみて、イメージを探しに出かけましょう。
見つかった人は、絵を描いてみましょう。
2. 絵が描けたら、右の上のページに特徴を文章で書いてみましょう。
3. お互いに絵本を交換して、感想を書きあいましょう。
●たねと同じように、次のページを作成!
1. 芽;種から芽がでます。
あなたの芽はどんな芽になると思いますか?
2. 栄養:芽が育つためには太陽や水や土など
栄養が必要です。
あなたが成長するために必要なものは何ですか?
大好きなものを考えましょう。
3. 花:いよいよ花が咲きました。
一番嬉しくて幸せな状態を花にしてみましょう。
4. 新しい種:花から新しい種が生まれてきました。
あなたの新しい種はどんなイメージですか?
●発表タイム
ママに発表してもらいたい人?
子どもたちは、ママの発表を聞きたくてしかたありません。
全員が勢い良く手を挙げ、
全員のママがこどもたちの強力なリクエストに応えました。
事例①目を閉じて。
かつてないほど心の中をじっとみて!
目を閉じて、かつてないほど心の中をじっとみて、自分自身にアクセス!
みんな一生懸命考えています。
事例②大好きなものは、かか、と、とと。
かか、と、とと。第3シーン、栄養のページです。
成長するためにどうしても必要なものは?
大好きなものは何だろう?
答えは速攻で飛び出しました。
「かか、と、とと。」
5歳男子の瞬発力です。
でも、絵は描けないと困っていたので、
ママを見ながら描いたらどうかな?のアドバイスで彼は、ママのそばへ。
「動かないでね。」と注文をだし、ママをみながら描いた作品がこちらです。
その後、パパのもとへ飛んでいき、栄養のシーンが完成しました。
(☆)電子書籍はこちらから(栄養のページのみ公開)
こちらは4歳の女子の作品。
みんながくらしているところ。
3人家族は仲良しなんですね。
大好きな家族をハートで包み、それをピンクの太陽が照らしています。
みんなが暮らしているから好き!幸せのカタチが作品になりました。
(☆)電子書籍はこちらから(栄養のページのみ公開)
事例③スター製造工場
6歳男子、栄養は具象ではなく
象徴であった!
大好きなものを考える栄養のシーンで
6歳男子がイメージしたのは
スター製造工場。
スターは、栄光のシンボルで、
彼はヒーロー的なイメージを栄養だとらえました。
素晴らしいオリジナリティにみんなで感動です。
(☆)ひろとくんの電子書籍はこちらから (PCのみ)
事例④マルチタスクなママ
時にbabyのミルクタイム。
時におむつ替え。
ママは大忙しのなのにすっと物語に入り込む。
ママのマルチタスクぶりは
ワークの間中、フル稼働です。
子どもたちの、本当に数多い欲求を
見事に難なくクリアしつつ、
植物の成長に自己を投影し、
しっかりと自分をみつめるママたち。
ミルクをあげたり、おにぎりを渡したり、
ママー!と容赦なく呼ばれる声にも
ちゃんとこたえていきます。
ワークの間中、休む暇なし!です。
でも、みんな自分をしっかりみつめた
素敵な絵本ができました。
事例⑤ママの発表
みんなママのおはなしを聞きたくて聞きたくて。絵本が完成したら発表です。
みんな、ママのおはなしが聞きたくてしかたないのです。
ママのおはなしを聞きたい人ーーー!の声に、誰もが勢い良く手をあげて。
はい!はい!はい!と大合唱。順番を争うように、声もどんどん大きくなりました。
子どもたちはママの絵本をくいいるように見つめ、真剣に聞くことができました。
事例⑥思わず体が動きだす。
ママの発表の順番がくると、肩車されにいった6歳男子。
自然と体が動きだし、身体表現を通して一緒に発表です。
自分の絵本も披露したくて、ママに発表をお願いしました。
植物の成長ストーリーにあわせて、彼はイメージを体で表現しています。
事例⑦ママの決意
外が出るのが怖くて、ケースの中の自分が好きだった。
でも、ふらふら外に出てみると、そこは自由で心地よい感じがした。
本来の自由で外向きの自分に気づいたママ。
これからは自ら出かけ、何かがみんなに届くように生きていきたい、
という決意表明となった。
(☆)かなこママの電子書籍はこちらから。
アンケート
(8人回収/大人7名、子ども1名)1. 絵本制作の率直な感想をお聞かせください。
1.とてもたのしかった | 7 | 88% |
2.たのしかった | 1 | 13% |
3.ふつう | 0 | 0% |
4.楽しくなかった | 0 | 0% |
2. 制作を通じて、自己肯定感(「いいな!じぶん」)は、感じられましたか?
1.とても感じた | 6 | 75% |
2.少し感じた | 1 | 13% |
3.どちらともいえない | 1 |
13% |
4.まったく感じられなかった | 0 | 0% |
3. 様々な価値観を受け入れる機会となりましたか?
1.十分なった | 6 | 75% |
2.ほぼなった | 2 | 25% |
3.どちらともいえない | 0 |
0% |
4.ならなかった | 0 | 0% |
3. その他、どのようなことでも感じたことを自由にお書きください。
・えをかくのがたのしかった(4歳女児) |