地域のスポーツ少年団(野球チーム)を対象にしたクローズドのみらい育「じっとみて。」を開催しました。
野球チームは小学1年生から6年生までの15人が対象。
各学年2~3人のこじんまりとしたチームです。
そしてワークショップ会場の後ろの方にはお父さん、お母さんが陣取っています。
タネのページから順にワークを進めていきました。
大人チームは作業が早いのですが、どうしても固定概念の世界から抜け出せない描写になってしまったようです。一方、子供チームは描き始めまで少し時間がかかりましたが、発想は斬新。
栄養を描き終わるあたりから徐々に作業に慣れ、リラックスしたムードです。少しずつ雑談も増え始めました。
そんな中、自己表現がとても不得意な男の子が一人いました。
自分自身を植物に見立ててもなかなか素直に表現できず、ペースも他の子ども達より遅めでしたので、焦り出し、ますます悩み始めます。
ティーチャーは全体の進行とこの男の子がいるチームを二つに分けて進行させることにしました。
ところが、この男の子のいるチームのメンバは
「ゆっくりでいいんじゃない」「できているところから進めよう」と提案。
この一言で気が楽になったのか、男の子はとても丁寧な絵を描き始めたのです。
その絵は、誰よりも丁寧で誰よりも心がこもっていて、誰よりも自分自身を表現できていました。
このチーム、最高に優しさに満ち溢れているなぁと感じました。
そして一番の驚きは最後の「絵本紹介」コーナー。
誰も手を上げなかった時のために「監督さんに指名してもらう」約束をしていたのですが、最年少の男の子たち3人が手を上げてくれました。
人前で発表するというドキドキに積極的に取り組む姿勢、意欲は彼らの財産になるはずです。
監督さんやコーチの方々にその旨を伝え2017年最初のみらい育in仙台(八本松市民センター)を終えました。
慈愛にあふれ、積極性を育むこの少年野球チームがますます活発に活動されることを祈らずにはいられません。
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それぞれ描くスピードやペースは違います。待つこと、待たせることに対して、思いやりの声がけや対応ができたチームの様子です。
1. 絵本制作の率直な感想をお聞かせください | |||
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1 | とてもたのしかった | 4人 | 50% |
2 | たのしかった | 4人 | 50% |
3 | ふつう | 0人 | 0% |
4 | 楽しくなかった | 0人 | 0% |
5 | その他(切なくなった) | 0人 | 0% |
2. 自分自身について、じっくり考えることはできましたか。 | |||
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1 | とても | 4人 | 50% |
2 | 少し | 2人 | 25% |
3 | どちらともいえない | 2人 | 25% |
4 | まったくできなかった | 0人 | 0% |
3. 制作を通じて、自己肯定感(「いいな!じぶん」)は、感じられましたか? | |||
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1 | とても | 2人 | 25% |
2 | 少し | 2人 | 25% |
3 | どちらともいえない | 4人 | 50% |
4 | まったく感じられなかった | 0人 | 0% |
4. 様々な価値観を受け入れる機会となりましたか。 | |||
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1 | とても | 3人 | 37.5% |
2 | 少し | 3人 | 37.5% |
3 | どちらともいえない | 2人 | 25% |
4 | まったく感じられなかった | 0人 | 0% |
自分の内面を全力でじっとみて、イマジネーションを最大限に稼働させ、自分について考えた絵本を作成する。